社員紹介 Vol.4

ものづくりを支える
プロフェッショナル

1966年に創業した東北パイオニア株式会社は、車載製品を中心として様々な製品を世に届けてきました。
その実績を活かし、ODM/EMSビジネスを提供する事業部として2019年に独立したのが
「ものづくりソリューション事業部」です。そこで働く社員をご紹介致します。

Vol.4

東北パイオニア株式会社
外販事業統括部

ものづくりソリューション事業部
技術部 技術一課 
鈴木 聡

<経歴>

2000年入社

生産技術部にて、インダッシュCDチェンジャーメカニズムを担当

2005年~

技術部にて、カーナビの駆動メカニズムの機構設計の開発メンバー

2017年~

ヘッドアップディスプレイ駆動メカニズムの開発メンバー

2019年~

現職において、ODM案件の機構設計の開発メンバー

量産の現場を経験したのち

念願の機構設計者に

大学で機械工学を専攻した鈴木は、機構設計がしたいという思いから東北パイオニアに入社した。まず最初に配属されたのは、生産技術部門だった。

「私が入社した当時、インダッシュのCDチェンジャーメカニズムの量産が始まったばかりでした。6枚のCDを縦5センチの1dinサイズに収納し、その狭い空間の中でディスクを入れ替え/再生する機構であり、0.01ミリ台のズレも許されないメカニズムです。しかも振動する車の中で実現する必要があるという、生産に携わる者として非常にプレッシャーを感じるものでした。当時を振り返ると、現場の苦労を知るうえで本当に貴重な経験だったと感じます。」

その後、技術部門への異動となった鈴木は、念願の機構設計ができることに。そこで担当したのはカーナビのモニターを駆動させるためのメカニズムだった。ディスクを出し入れするためにモニターをスライドさせたり、傾きを調整したりと重要な機能を持つメカニズムで、現在もパイオニア製カーナビの多くに搭載されている。

「機構設計ができることが純粋に嬉しかったです。実際、自分が設計したメカニズムが搭載された製品が量販店に並んでいるのを目にした時には興奮しましたし、改めて責任も感じました。」

東北芸術工科大学 × 東北パイオニア
産学共創プロジェクト

“WAN”

大学生の卒業制作をお手伝い

そこで得た設計者としての原動力

2014年、設計者として駆動メカニズムを担当していた鈴木に上司から声がかかる。

「『県内の大学生との産学共創プロジェクトに協力してもらえないだろうか?』という打診を受けました。デザインの勉強をしている学生の姿から刺激をもらえるのではないかという期待感と、製作に向けてひたむきに頑張っている人の力になりたいという思いから参加を決めました。」

鈴木が関わったのは “WAN” という独特の形状をしたBluetoothスピーカーだった。操作ボタンがなく、指で大型リングセンサをなぞることで多彩な操作が可能となる。デザイン案をベースに、学生の想いを形にしたいという一心で取り組んだ。

「学生の思い描いたものが実際に完成し、学生から感謝の言葉をもらったときの喜びが忘れられません。パイオニア社内で設計業務をメインに担当してきた私にとって、“自分が設計した製品を手にした人の声” を直に聞くことができたのは初めてのことでした。その時の嬉しさが、今も私が働くうえでの原動力になっています。」

新しい生活様式において

社会に貢献できる製品を生み出したい

人との接触は制限され、気心の知れた仲間で集まる機会も減り、新しい生活様式が世の中に浸透してきている。できなくなったことを数えていてはキリがない。鈴木は前を向き、先を見据え“今できること” を考え続けている。

「New Normalの生活に慣れてきた今、改めて考えたときに『不便だなぁ』と感じることが見え始めていると思います。生活様式が変われば、生活を豊かにしてくれるアイテムも変わり、そこに企業として社会に貢献するチャンスがあると思うのです。私も企業で働く一員として、多くの人たちの生活を豊かにする製品を生み出すことができればと考えています。」

ものづくりソリューション事業部の設計者として、鈴木は今、まだ世の中に存在しない製品の設計に携わっている。学生との交流から得た原動力で、世界中の誰もが笑顔になるような製品をカタチにしてくれるに違いない。

“今までとは違う生活様式において、誰もが笑顔になるような製品を生み出したい”

まだ世の中にない製品を届けるために、設計者の挑戦は続く。