ものづくりを支える
プロフェッショナル

1966年に創業した東北パイオニア株式会社は、車載製品を中心として様々な製品を世に届けてきました。
その実績を活かし、ODM/EMSビジネスを提供する事業部として2019年に独立したのが
「ものづくりソリューション事業部」です。そこで働く社員をご紹介致します。

Vol.1

東北パイオニア株式会社
外販事業統括部

ものづくりソリューション事業部
技術部 技術一課 課長 

佐藤 伸之

<経歴>

1994年入社

カセット/CDメカニズムの歴代モデル開発を担当

2008年~

車載オーディオ機器の開発リーダー

2012年~

ヘッドアップディスプレイ駆動メカニズムの開発リーダー

2015~2019年

タイへ赴任。技術部門のマネジメントを経験

2019年7月~

現職

ある日、海外のお客様から

防振性能の改善依頼が舞い込む

高度な技術を要する車載オーディオ。過酷な振動の中でもユーザーがメディアを楽しむためには、防振設計がカギを握る。2011年の春、佐藤の目の前に大きな壁が立ちはだかった。

「それは海外のTier1メーカー様からのご要望でした。既に市場で発売しているパイオニアブランドのオーディオ機器をカスタマイズし、防振性能を現状から50%向上させてほしいとのこと。すぐに改善活動をスタートさせたものの、それほどの性能は当時の我々にとって未知の領域。手探りでの挑戦でした。」

佐藤が最初に着手したのは、関連部品の最適化だった。1点1点を見直した結果、防振性能を10%改善することはできた。しかし、残り40%を改善する糸口を見つけられぬまま、お客様のもとを訪問する合同検証の日が来てしまった。

「合同検証当日、先方の開発者は38℃を超える発熱で体調が優れない中、我々との打合せを心待ちにしていたからとご参加いただきました。しかし、その検証結果は満足のいくものではありませんでした。結果を知った開発者の寂しい表情を見た瞬間、『何とかしてお客様の期待に応えたい』と強く思いました。」

お客様のご要望に応えるために

いま、自分にできることは何か?

合同検証から戻る飛行機の中、佐藤の再挑戦は始まっていた。50%性能を向上させるためにどうすべきか、量産までの残り3か月しかない中で自分たちに何ができるか。辿り着いた答えは“基本設計の見直し”だった。

「帰国後すぐにキーパーツの設計変更、関連部品の新規設計、アセンブリ工程設計の変更に取り掛りました。社内開発メンバー、関連部門、タイの製造拠点、サプライヤ様にも多大なるご協力をいただいた結果、1か月半後には改善サンプルが完成。なんとしても改善を成し遂げたい、お客様の期待に応えたい一心でした。」

その後、佐藤は改善サンプルを手に再び海外のお客様のもとへ飛んだ。そこでお客様から掛けられた言葉が今も忘れられず、開発のモチベーションになっているという。

「開発ご担当者から“Great job!”と満面の笑みで言われたときの、喜びと達成感。これこそが、ものづくりを生業とする我々の原点であり、我々が目指しているゴールであると実感した瞬間でした。」

New Normal の社会

東北パイオニアのソリューションで貢献したい

全世界で不要不急の外出が制限されたコロナ禍において、佐藤はものづくり企業の真の価値を考える。

「Stay Home中、私が思ったのは“不要不急の外出や活動こそが、実は人間らしい生活である”ということでした。そこに、我々のようなものづくり企業の存在価値があるのではないかと思うのです。」

東北パイオニアは直接的に食料や医療サービスを提供することはできない。しかし、今の世の中にまだ存在しない、人間らしい生活を支える製品を届けることができる。それこそがものづくり企業の価値だと佐藤は語る。

「構想設計~試作~評価~量産という一連のサービスを、スタートアップ商品から大量生産商品にわたって、我々はお客様に提供することが出来ます。東北パイオニアグループの技術資産を活用し変化させ、新しい技術に挑戦し続けることによって、New Normalの社会に貢献していきたい。」

“新しい世界でお客様の成功を目指し、New Normalの社会に新価値を提供する”

お客様と共に、東北パイオニアのエンジニアは進み続ける。