10. 先進技術で安心までサポート

いまやドライブの中心にあると言っても過言ではないカーナビが、ドライブサポート機能を充実させるのは必然の流れであろう。サイバーナビのドライブサポートの役割は危険時に急ブレーキが働くというパッシブセーフティではなく、急ブレーキを踏みそうな場所を事前に通知するアクティブセーフティの考え方に基づいている。
先進技術で安心までサポート

サイバーナビは、2011年、その高度な位置精度をAR技術とかけあわせ、ドライブをサポートするカーナビとしての新しい価値を打ち出し、世の中をあっと言わせた。あのクルーズスカウターユニット(CSユニット)の衝撃は今でも鮮明だが、その機能をさらに進化させたと言う。

新サイバーナビにおいてCSユニットはマルチドライブアシストユニット(MAユニット)と名前を変え、サポート機能もより充実。例えば、右折時に前方車につられて発信し急ブレーキを踏んでしまうような危険が多い場所などで、カメラが前方車を認識して注意を促すといった安全運転支援機能も備えている。つまり、サイバーナビとMAユニットがあれば、話題の安全技術をあなたのクルマにもすぐに採り入れることができるというわけだ。

また、走行中の常時録画や緊急時のイベント録画といったドライブレコーダーとしての機能も持ち合わせている。いわゆるドライブレコーダーは、主に運転中の事故などの様子を記録するためのものだが、クルマに関するアクシデントは運転中に限らない。例えば、駐車場での当て逃げや車上荒らしという際にも記録・録画してほしいところを、MAユニットならクルマのバッテリーから常時電源を取るので、停車中でも最長で14日間に渡って監視し続けられる。バッテリー上がりを防ぐため、機能停止する前にはメールでオーナーに連絡をする、なんとも優秀なやつである。異常を検知した場合は、撮影した画像をメールで登録したアドレスに送信する機能を持ち合わせている。メールはHTML形式で、HDサイズの画像を圧縮したものが添付され、十分に状況が確認できるものになるそうだ。

運転中はもちろん、停車中までしっかりと見守ってくれるカーナビがこれまであっただろうか。新サイバーナビはカーナビの守備範囲をどこまでも拡張し続けていると感じた。

MAユニットのカメラで撮影した前方の画像

▲ MAユニットのカメラで撮影した前方の画像

※通信モジュール接続時に限った機能です。

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