03. 意のままに動く操作性

パソコンの新しいOSに触れると、使い勝手の違いに戸惑うことがあるが、新サイバーナビは、変わっているのにまったく違和感がない。静電タッチパネルを最大限に活用したメニュー構成になったせいか、普段よく使う機能が浅い階層にあって操作しやすいように感じる。

HOMEメニューという新しい画面は増えたが、使用頻度の高いアイコンを自由にレイアウトできて、サイズも変えられる。サイズを大きくした場合、再生中の楽曲名や天気の情報、検索履歴など、その先にある情報までアイコン内に表示されるのだ。ユーザー視点で考えると、アイコンの中にある機能が具体的になることで、迷いなく次の操作へ進むことができるだろう。これまで単に操作の選択肢でしかなかったメニュー画面が、インフォメーションとしての機能を持つことで、ユーザーの使い方も変わってくるはずだろう。

「サイバーナビは多機能ゆえに、すべてを使っていない人も多かったのでは。そこで、あますことなく使ってもらえるようなインターフェースを考えたいというところから始めました」(堀之内氏)

HOME画面

▲ HOME画面

一方で地図画面の上部からドラッグ操作で引き出せる「インスタントメニュー」のように、これまでにはなかった新しい操作方法も用意された。地図の表示設定を簡単にONOFFできるので、これは使いやすくて便利。ドライバーが車室内で使うことを最優先に考えて設計すること、それがカロッツェリアカーナビの信条だそうだ。

ちなみに、画面の背景はネオンの光のように動くBGVで細部まで演出にぬかりがないところが、ユーザーとして満足感がくすぐられるところではないか。

インスタントメニュー

▲ インスタントメニュー

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