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音の雑学大事典
第2章 音のちから
音でリラクゼーション

クラシック音楽や人気のある音楽の中には、川のせせらぎや滝の音など、自然界に多く含まれる「1/fゆらぎ」という構造を持っています。人が自然界の音やクラシックを心地よい音と感じるのは、この「1/fゆらぎ」が人の心拍と同じリズムだからなのです。母親が赤ちゃんの頭を左にして抱くのも、母親の心音を聞いて安心するからなのかもしれませんね。

この「1/fゆらぎ」によって、脳内にα波(アルファ波)が発生し、高いリラクゼーションをがもたらされます。クラシック音楽を聴いて、ふっと襲われる眠気も、この「1/fゆらぎ」によって導かれるα波のせいだったんですね。

α波は心や体のストレスを取り去り、リラックスさせ健康にする「音楽療法(ミュージックセラピー)」としても注目されています。「大好きな音楽を聴いていると、疲れが取れる」「リラクゼーションCDでグッスリ眠れて、お肌もしっとり」などなど、音や音楽には、人間にさまざまなよい影響を与えているのです。

α波のほかにも、音が人間に影響を与えるものに、θ波(シータ波)と呼ばれるものもあります。θ波は熟睡する前のまどろんだ状態で、ひらめきが起きやすい脳波です。一般には、覚醒時には出ないといわれていますが、イルカの声に含まれる超音波成分を聴くことで、目覚めている状態でも、出ることが確認されています。「ドルフィンスイム」や「ドルフィンセラピー」により、長い間、忘れていた子供のころの出来事を思い出したり、新しくて効果的な方法を思いついたりなど、さまざまな効果が得られるといわれているのも、θ波による影響といえるかもしれません。

音楽でリラクゼーション。ストレスにさらされることの多い現代、美容と健康のために、大好きな音楽で癒されてみませんか?


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