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ドキドキ、ハラハラ。映画「スターウォーズ」の楽しさのひとつは、あの独特の効果音。
でも、実際のところ、空気のない真空の宇宙では「音」は存在しません。つまり、リアルさを追求するなら戦闘シーンは無音、ということになるのです。でも、それじゃ、つまらないですよね。
そもそも音は、空気の圧力変動、つまり音の圧力の高い部分と低い部分が、波となって 空気中に伝わることで、初めて存在することができます。そう、空気がたっぷりと存在する地球で生きる私たちだからこそ、様々な音を楽しむことができるのです。
「スターウォーズ」も思うぞんぶん楽しめるし、ああ、音のある星に生まれてよかった。
あなたも、そう思いませんか?
では、音は何でできているのでしょうか。正解は、「大きさ」「高さ」「音色(ねいろ)」 の三要素です。
音の「大きさ」とは、オーディオやTVのボリュームを上げたり、下げたりしてできる 「大きな音」「小さな音」を指します。音の大きさは、音の圧力、つまり音圧(単位: パスカルPa、またはデシベルdB)で表すことができます。天気予報で使われている気 圧も、空気の圧力変動ですが、とてもゆっくり変動するため音としては感じられないの です。私たちが感じられる音とは、大気圧に加わった小さくて速い音圧変動の成分なの です。
音の「高さ」とは、ピアノの鍵盤でいうと、右側の「高い音」や左側の「低い音」を指します。
音の高さは、周波数(単位:ヘルツHz)で表します。周波数は音圧が1秒間に変動する回数を示し、その回数で鼓膜が振動して、音の高さを感知するのです。つまりどんなものでも、 同じ周波数で振動すると、同じ高さの音になります。スピーカーのコーンやコップが振動すると、そのまわりの空気も同じように振動し、同じ周波数の音を発生させるのです。
「音色」は音の大きさや高さの組合せと、時間的な変動によって決まります。音の大きさ、高さを一つに限定したとしても、そこに時間的変動が加わることで音色は無限に存在することになるのです。また音色には、それを測る単位もないのです。
音は、「大きさ」「高さ」「音色」の三要素で、特徴づけられるのです。
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