本サイトはスタイルシートを使用しております。
お客様がご使用のブラウザはスタイルシート非対応のため、表示結果が異なっておりますが、情報は問題なくご利用いただけます。

Pioneer
第10回カーサウンドコンテスト > 10年の軌跡
carrozzeria x THE 10TH ANNIVERSARY CAR SOUND CONTEST REPORT
審査結果
コンテスト風景
10年の軌跡
審査について
歴代入賞者
過去のレポート
第9回
第8回
第7回
第6回
第5回
10年の軌跡
スペシャルインタビュー-2- 審査員 麻倉怜士先生×審査委員長 好美敏和 会場風景
 
    --10年間継続して開催してきた意義は?
パイオニア カーサウンドコンテストの軌跡
第1回目は長野県斑尾高原で開催されたカーサウンドコンテストだが、第2回目から会場を静岡県掛川市の「つま恋」に移し、以後、順調に発展してきた。参加台数の増加が、なによりその充実ぶりを表している。
   
  1997年 第1回--
【エントリー台数 26台】第1回は長野県・斑尾高原で実施いたしました。
1998年 第2回--
【エントリー台数 48台】この年より舞台を「つま恋」に移しました。
2000年 第4回--
【エントリー台数 66台】この回より「シアタークラス」が新設されました。
2003年 第7回--
【エントリー台数108台】エントリー台数増に対応して1クラス1台の制限を実施しました。
2004年 第8回--
【エントリー台数130台】RS-A9χの登場でピュアデジタルがデジアナの台数を上回りました。
 
  第1回カーサウンドコンテスト授賞式の模様  
  第1回カーサウンドコンテスト授賞式の模様  
  エントリー台数の推移  
  エントリー台数の推移
※クリックすると大きな画像で表示されます。
 
   
           
    好美:コンテストの評価基準をつくり、10年にわたってつつがなく運営してきて、ショップの皆さまには取り付け技術、チューニング技術、音場補正の技術も習得していただけたと思う反面、われわれパイオニアがつくった製品を使っていただき、皆さんがよい音だと自信をもって持ち寄られたクルマを対象に、メーカーが評価し、しかも点数をつけている現状は、まことに僭越で、参加する皆さまには申し訳ないと認識しています。しかし嬉しいことに、参加車両の音質はある時点で大きく飛躍しました。スタート当初の50点〜60点クラスは、いまなら、もしかすると30点〜40点かもしれません。      
           
    麻倉怜士先生麻倉:メーカーとしては忸怩たる思いもあるかもしれませんが、審査員はすべて外部の評論家に委嘱しているわけで、また参加者も忌憚のない意見を聞きたくて参加しているのですから、問題はないでしょう。この10年間の音質の進化を素直に喜びたいと思います。年々、着実に参加者が増えていることが、コンテストへの信頼、評価を表しているのではないでしょうか。
 コンテストというものの性格上、点数による評価はぜったい必要で、また、点数をつけるから参加者のモチベーションが上がるという側面もある。以前はいろいろな団体やメーカーが各種コンテストを盛んに主催していましたが、いまはそれほどでもなくなっているように感じます。その中にあって、パイオニアが10年間、カーサウンドコンテストで頑張り続けたことは「音の文化創造」におおいに役立った。ユーザーに還元される部分も大きいし、パイオニアにとってもたいへんな意義があるに違いない。

好美:たしかに、コンテストの成果は確実に製品づくりに反映しています。このコンテストがなければ、今日のカロッツェリアX製品はなかったでしょうね。
     
             
  --来年以降、サウンドコンテストは何を目指すのか?  
         
    好美敏和麻倉:この10年間、いささかも基準がぶれることなくコンテストを継続してきたことは、誇ってよいでしょう。10回を振り返ってみると、参加車両の実力は飛躍的に向上した。この成果は大きい。大げさな言い方をすれば、日本のカーオーディオ界を底上げし、ユーザーに貢献できたと思います。
 今後さらなる成果を上げるためには、地方レベルでの活性化が必要ではないでしょうか。地方での草の根的な活動を活発にすることが、大きなテーマになるように思います。

好美:まったく同感です。10回を終わったところで、一度、原点に返ってみる必要がある。原点とはなになのか、突き詰めて考える必要があるでしょう。それなくしては今後の展開はおぼつかない。
 最近、ユーザーの方が、ご自分のカーオーディオの客観的な評価を聞きたがっているように感じるんです。いままでカーサウンドコンテストは、ショップの方がつくったクルマを、評論家の皆さんに評価していただく場でしたが、これからはユーザーの方々も巻き込んだ、新たな展開が必要とされているようにも思えるのです。
   
       
 
  麻倉怜士先生
麻倉怜士先生
第1回より審査員を務めるオーディオ/ビジュアル評論家。カーサウンドコンテストを10年間継続したことは、参加者の音づくりに対してのモチベーションを高め、「音の文化創造」に確実に役立った。第6回目あたりからは参加車に格段の飛躍が感じられ、オーディオ的な魅力はもちろんのこと、音楽の魅力を表現できるクルマが現れだしたことが印象深い。
 
 
   
 
好美敏和
第1回より審査委員長を務めるパイオニア(株)MBG技術統括部音響技術担当部長。コンテストの審査項目、審査基準などのレギュレーションを制定した。かつてのTADスピーカ開発経験から、カーオーディオデバイスの音質性能向上と共に音場補正の重要性に気づいた。時間軸までの補正による空間再現を目指すことで、アートの領域に踏み込むサウンドの萌芽に大いに期待している。
好美敏和  
   
         
     
    BACK PAGE    
    ↑ ページTOPへ  
         
 
第9回カーサウンドコンテストはこちら 第8回カーサウンドコンテストはこちら 第7回カーサウンドコンテストはこちら 第6回カーサウンドコンテストはこちら 第5回カーサウンドコンテストはこちら