パイオニア　カーサウンドコンテスト　レポート

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第10回の記念すべき大会にご参加いただいた車両は148台。もちろん過去最高の台数です。北は北海道から南は九州まで、全国津々浦々からご参集いただいた百数十名のショップの皆さまに、大会委員長であるパイオニア株式会社常務取締役モーバイルエンタテインメントビジネスグループ本部長波江野章からご挨拶して、3日間にわたるコンテストがスタートします。

開会式の会場では、1年ぶりの再会を喜ぶ声が聞かれる他、今年のコンテスト本番に向けての情報交換も盛んに行われています。コンテストに参加するショップの方々にとって、カーサウンドコンテストは日々の研鑽に励む全国の仲間と情報交換できる、またとない機会でもあるのです。

コンテスト初日の午前中、会場となる静岡県掛川市のリゾート施設「つま恋」には、全国各地から参加車両が続々と到着してきます。今年のエントリーはピュアデジクラスが51台、デジアナクラス71台、シアタークラス26台。昨年に比べデジアナクラスの参加車の増加が顕著です。参加クラス別に指定位置に駐車した参加者たちは、さっそくお互いのクルマを見せ合ったりして情報交換に余念がありません。

コンテストの審査は初日の午後から2日目の夕方にかけてクラス別に実施されます。ご自分のクルマの審査開始までの間、緊張しながらも、準備をすべて終えた安堵感もただよう、そんなインストーラーの方々にインタビューしてみました。

去年とクルマは変わらないので、審査員からの評価シートを再度確認して、指摘された問題点をすべて洗い直すチューニングを加えてきました。

今年は10回目の記念すべき大会なので、東雲店としての音の主張を前面に出してクルマを作ってきました。上位入賞を目指して頑張ります。

通常、当店は「渋め」のバランスですが、今回は少しメリハリを付けた音に仕上げてきました。BMW3シリーズは難物ですが評価はどうか、期待しています。

素直に音をまとめるように、コンテストを意識しすぎないようにしました。自信を持ってクルマを仕上げてきましたが、審査前で心臓バクバクです。

昨年と同じクルマでピュアデジクラスにエントリーしましたが、CDチューナーを新型に変えましたので、チューニングはそれに合わせて見直しています。

審査を待つ間に参加インストーラーには時間を有効活用していただこうと、毎年、各種の技術セミナーが企画されています。今年はカーオーディオAVシステムの中核になる新型メインユニットAVH-P90DVAの企画開発グループがセミナーを担当し、製品の技術的内容を徹底的に解説しました。会場内には製品を分解した部品が数多く並べられ、通常では見ることの出来ないオリジナル部品も惜しげもなく展示されていました。参加されたショップの方々からは、たいへん参考になった、お客さまに一段と説得力のある説明ができる自信がついた、という評価をいただけたようです。

今回の技術セミナーは、自分の担当したAVH-P90DVAを徹底解説していますが、参加していただいたショップの方々にはたいへん興味をもっていただけたようです。製品に盛り込まれた技術の数々を具体的に説明すると同時に、通常ではお見せしない各種部品まで展示し、喜んでいただけました。

モーバイルエンタテインメントビジネスグループ　事業企画部　市販AV企画部石田　政彦

カーオーディオのサウンドチューニングのスキルアップのためには、本物のナマの音を知っていることも重要です。そこで、カーサウンドコンテストにお集まりいただいた一夕、一流どころのエンターティナーの演奏を楽しんでいただこうと、毎年コンサートが行われています。今年はジャズボーカリストの伊藤君子さんにご登場いただきました。バックを務めるのは大石学ピアノトリオ（ピアノ＝大石学、ベース＝高瀬裕、ドラムス＝原大力）。伊藤さんの情感豊かな円熟のボーカル、大石さんを始めとするサイドメンの熱演に、会場からはやんやの喝采が贈られました。


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