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Pioneer
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TS-V7A
TS-V7Aトップ
高音質テクノロジー
デザイン・取付性
正面写真
仕様
「原音をありのままに再生する」カロッツェリアスピーカーの設計思想
■振動板の動きに生じるズレをなくす「トランジェント(過渡特性)」の追求
スピーカーは、入力信号に応じて振動板が震えることで音を再生します。理想は、振動板が信号の変化に忠実に反応すること。しかし現実には、外部抵抗や振動板自身の質量による慣性のため、その動きに微妙なズレが生じます。カロッツェリアスピーカーは忠実な原音再生につなげるため、このタイムラグを極力ゼロに近づけていくことで優れた「トランジェント」を追求しています。
■低音側・高音側ともに歪みなく再生する「ワイドレンジ(広帯域化)」の追求
スピーカーはその構造上、歪みなく再生できる帯域に限りがあります。従って、トゥイーターとウーファーそれぞれに歪みのない帯域のみを抽出し、その組合わせによって全帯域でフラットな再生能力を得る必要があります。カロッツェリアスピーカーは広帯域でフラットな再生を実現するために「ワイドレンジ」を追求し、それぞれのユニットにおいて歪みのない再生帯域を(低音側・高音側ともに)広げています。
■音に影響を及ぼす不要な共振を排除する「無共振化」の追求
振動板やボイスコイル、ダンパー、エッジといった振動系は、入力信号のみに忠実に反応するのが理想です。しかし現実には、振動系自身の動きにより周囲が不要な共振を起こし、それが歪みという形で音になって現れます。「無共振化」を追求したカロッツェリアスピーカーでは、原音を忠実に再現するために、これらの不要な共振を徹底的に排除しています。
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高音質振動板「ハイ・アコースティック・ファイバーコーン」 ハイ・アコースティック・ファイバーコーン
■ケブラー®等の繊維による四軸®構造の振動板
「軽さ」「強靭さ」「しなやかさ」を合わせもつケブラー®等の繊維を、縦横2軸に加え斜め十字にも交差させた、四軸®構造を採用。曲げ、ねじれ、圧縮に強い、これまでにない高剛性化を実現しました。さらに薄型・軽量のパルプ材を裏打ち処理し、強度と内部損失の適度なバランスを獲得。歪みの発生を抑え、情報量と正確性に富んだ音楽再生を実現しています。
■振動板の内周第2層に「マグネシウムコーン」を採用
振動板の内周第2層にマグネシウムコーンを採用したことで、ネック部は高い剛性を持ち、リニアリティを極めた音楽再生を実現します。これにより中高域の特性が改善し、ウーファー部のワイドレンジ化に貢献します。
■専任者の手による、薄型軽量の「コルゲーションエッジ」
新開発の薄型軽量のコルゲーションエッジの採用により、感度特性を改善し、正確なストロークを達成しました。さらに熟練した専任者によるダンプ剤塗布によりエッジの共振を徹底的に排除し、スピード感を維持しながら中低域の質感を向上させました。
新開発「ハイ・アコースティック・ファイバーコーン」
専任の作業者によるダンプ剤塗布
■チタン製センターキャップ
センターキャップには軽量かつ高剛性のチタンを採用。高域特性を向上させ、ウーファー部のワイドレンジ化に貢献しています。
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リニアリティに優れた高性能磁気回路
「ハイ・トランジェント・ショートヴォイス」
ハイ・トランジェント・ショートヴォイス
RSシリーズや一部の高級ホームオーディオに採用されている「ロングプレート、ショートボイスコイル構造」を、カスタムフィットスピーカーとして初めて採用しました。この磁気回路は圧倒的な高レスポンスと低歪みを獲得できる反面、強力な磁力を必要とします。そこで、ボイスコイルの巻き線の線積率を最大化する銅角線や、高磁力のネオジウムマグネットによる外磁型などの技術を採用。限られた設計サイズでの組込みを実現しています。
カットイメージ 断面イメージ図
カットイメージ   断面イメージ図
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磁気回路を裏面から補強するフルバスケット方式
「アルミダイキャストフレーム」
フルバスケットフレーム
ユニット全体を支えるとともに共振を防ぐ役割を持つフレームは、素材だけでなくその構造も徹底追求。剛性と放熱性に優れたアルミダイキャストを素材に用い、構造面ではRSシリーズで高い評価を得ている「フルバスケット方式」を採用しました。磁気回路を裏面から保持するこの構造は、振動系から生じる力をフレーム全体で受け止めることで不要な反作用を低減し、振動板の過渡特性の向上にも貢献します。さらに、磁気回路を表面からも保持するサンドイッチ構造の採用により、磁気回路自体の振動までも抑え込み、リニアリティの高い再生を実現しました。
フルバスケット方式アルミダイキャストフレーム 断面イメージ図
フルバスケット方式アルミダイキャストフレーム   断面イメージ図
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「スーパーワイドレンジトゥイーター(デュアルアークリングタイプ)」
で超高音域再生
スーパーワイドレンジ
■トゥイーターに「マグネシウムダイアフラム」を採用
高域再生のクオリティーを担うトゥイーターに、次世代オーディオにも対応する「スーパーワイドレンジチューン」設計思想に基づいて開発されたマグネシウムダイアフラムを採用。その精巧さを損なわぬよう、経験豊富な熟練工の手作業によりトゥイーターへ創りあげられたダイヤフラムは、48kHzまでの超高音域を音くずれなく再生します。
■超高音域を再生可能な「デュアルアークリングダイアフラム」
振動板の素材には、超高域再生を可能にする25mmリング型ダイヤフラム「デュアルアークリングダイヤフラム(特許出願中)」を採用。広帯域化を追求した結果、リング形状の内外周を非対称形状とすることで、超高音域までフラットな特性を獲得しました。また、素材には高剛性かつ実用金属中最軽量のマグネシウムを採用しています。
デュアルアークリングダイヤフラム 作業工程
デュアルアークリングダイヤフラム   作業工程
■指向性をコントロールするイコライザー
センター部のアルミ削り出しイコライザーにより、混変調歪みの原因となるサイドローブの低減とともに指向性のコントロールを行います。
■ネオジウムマグネット採用の磁気回路
磁気回路に強力な磁力を持つネオジウムマグネットとアルミボイスコイルを採用したことで、高効率化を達成しました。
断面イメージ図
断面イメージ図
■不要共振を抑えるアルミダイキャストボディを採用
ボディには高剛性のアルミダイキャストを採用し、不要な共振を低減しています。
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大容量コンデンサーを採用した高品位「クロスオーバーネットワーク」付属
■厳選したパーツで、スピーカーの能力を最大限に発揮
スピーカーユニットの能力を最大限発揮させるために、ウーファーとトゥイーターへの入力信号を帯域分割する役目を担うクロスオーバーネットワーク。大容量コンデンサーの採用により、クリアな高域再生が可能になりました。 ウーファー用に低損失のチョークコイルと音響用電解コンデンサーを採用することで伝達ロスを排除。さらにトゥイーター用には大型フィルムコンデンサーを採用することで、これまでになかったスピード感と情報量で、クリアで粒立ちのいい高域再生を実現しました。また取付け位置に応じて、トゥイーターの感度を3段階で調節可能です。
アクリルケースで保護された「クロスオーバーネットワーク」
アクリルケースで保護された「クロスオーバーネットワーク」
■共振を排除し、高音質と小型化を両立したレイアウト
アクリルケース内にレイアウトされた各素子は、相互干渉を抑制するとともに不要な共振を排除しています。
各素子の相互干渉を抑制したレイアウト
各素子の相互干渉を抑制したレイアウト
※ケブラー®はデュポン社の登録商標です。
※四軸®は株式会社明大の登録商標です。
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カロッツェリアサポート情報 用語解説