原音をありのままに描くために、カロッツェリアは「トランジェント」「ワイドレンジ」「無共振化」の設計思想を貫き、低音域から高音域まで美しく奏でることを目指しています。中でも、ボーカルや楽器などの帯域を担う中音域の再生は特に重要になりますが、そこには大きな壁が存在します。それは“中低域はウーファーから再生し高音域はトゥイーターから再生する”という2ウェイスピーカーシステムの常識。一般的に2ウェイスピーカーのウーファーは音軸上から外れると中音域が大きく乱れてしまうという問題を抱えています。まして、“ウーファーは足元にしか設置できない”という設置場所が限定される車室内の環境ではその影響は一層大きくなります。
そうした問題を解決するため、2ウェイスピーカーシステムの常識にとらわれることなく発想を転換。“中音域は指向性に優れたトゥイーターから再生する”という「Open&Smooth」コンセプトへたどり着き、音軸上での試聴が困難な車室内においても中音域の歪みを抑え、広指向特性を獲得したのです。これにより車室内という音楽を聴くには厳しい環境で原音高忠実度再生を成し得たのです。
Open & Smoothコンセプトのヒミツを探る |
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ボイスコイル内の空間容積を減少させ、ボイスコイル内部で発生する共鳴管現象を抑制するセンタープラグを採用。これにより、指向特性の向上が実現しています。 | ||||||||||
新開発の大口径ダイアフラムを採用することで、低域側の再生領域を拡大。広帯域に渡り音楽をクリアに再生します。 | ||||||||||
中・高域再生を両立するために、チタン製2.5cmのボイスボビン一体型ハードドームダイアフラムを新開発。高い分解能を持つチタン素材を採用することにより、広帯域にわたってクリアな再生を実現します。さらにバックチャンバーを組合わせることで、高域の再生限界を確保しながらも、低域側のピストンモーション域を拡大し、低クロスオーバーを実現。クロスポイント周辺の周波数特性の乱れを排除するとともに優れた中音域の定位感と音場感を獲得しています。 | ||||||||||
新たに内部損失の高いポリエステル系素材の極薄エッジを採用することで、低域側再生帯域の広がりと高域側再生限界の確保を低歪化とともに実現します。さらにイコライザーの採用により、位相が制御され、広帯域に渡ってフラットな周波数特性を獲得します。 | ||||||||||
バックチャンバー構造に応じた、強力な磁力を持つネオジウムマグネットを採用しています。 | ||||||||||
充実した音質向上アイテムにより、音そのものやシステム全体が大きくレベルアップ。いつもの聴き慣れた楽曲が感動の一曲へと生まれ変わります。 | ||||||||||
ドア内部で生じる不要な振動・反射、音の干渉などは音質劣化の原因となります。サウンドエンジニアは誰でも簡単・確実に、これらを改善することを可能にし、スピーカー本来の実力を発揮させます。 | ||||||||||
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