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FH-P009MD 1 車内を理想的な空間にする
「オートタイムアラインメント&オートイコライザー」
FH-P009MD
高度な音質・音場制御を自動で行う
AUTO Time Alignment オートイコライザー
コクピットでは内装や車室形状により音響が著しく阻害されます。またスピーカーの取付位置の制約やリスニングポジションの偏りなどがステレオイメージの再現を困難にしています。しかもそれらの障壁はクルマやシステムによって全く異なります。その内容を測定し、タイムアライメントと専用イコライザ−で「音質」と「音場」を最適な状態に同時制御するという複雑かつ高度な調整が自動で実現しました。

プロセスは総合336ステップにも及び、そのクルマは専用チューニングを受けて理想の音楽空間へと生まれ変わります。これらの設定内容は個別にON/OFFでき、タイムアライメントの微調整のほか13バンドデジタルイコライザ−により自ら設定した補正を加えることも可能です。

聴取位置に設置した専用マイクでさまざまな測定を行います   ボタンひとつですべてが実行されます
▲聴取位置に設置した専用マイクでさまざまな測定を行います   ▲ボタンひとつですべてが実行されます

調整ステップ AutoTime Alignment & AutoEQ Flashで見る
 【PHASE I】 
スピーカーの構成と基本性能を測定。
すべての調整の基本となる、そのクルマのスピーカーシステムを把握することからスタート。スピーカーごとに存在の有無と再生能力を確認し、後に続く調整プロセスへの基本データを取得します。

1) フロント左/右スピーカーの有無・再生能力を測定
2) リア左/右スピーカーの有無・再生能力を測定
3) サブウーファーの有無・再生能力を測定

>>総合内部処理:55ステップ>>


スピーカー確認中画面
▲スピーカー確認中画面



【PHASE II】
すべての位相が揃うよう、聴取位置へ音の到達時間差を補正。
ドライバーズシートは各スピーカーから等距離にないため、音が耳に届くタイミングが一致せず、位相がずれてしまいます。そこで到達までの時間差を測定し、各スピーカーの出力タイミングの遅延を設定。リスナーは仮想的に各スピーカーの中央に位置することになり、すべての位相が揃うことで正確な音像定位と正しい合成波形が得られます。

4) フロント左/右スピーカーから聴取位置までの到達時間を計測
5) リア左/右スピーカーから聴取位置までの到達時間を計測
6) サブウーファーから聴取位置までの到達時間を計測
7) すべての到達時間が一致すよう、各チャンネルの出力タイミングを調整

>>総合内部処理:162ステップ>>


タイムアライメント測定中画面
▲タイムアライメント測定中画面



【PHASE III】
再生周波数特性を整えるため、各スピーカーの音響特性を測定。
タイムアライメントにより、位相のずれによる定位と合成波形の乱れは解決しました。しかしスピーカーごとの音圧レベルや周波数特性の違いは残っており、ここでスピーカー個別および全体の特性を測定します。

8) フロントスピーカーの音圧レベルと音響特性を測定
9) 本体内蔵のリア用ハイパスフィルターを設定(サブウーファーありの場合)
10) リアスピーカーの音圧レベルと音響特性を測定
11) スピーカー全体での音圧レベルと音響特性を測定

>>総合内部処理:31ステップ>>


スピーカー音響特性測定中画面
▲スピーカー音響特性測定中画面



【PHASE IV】
本調整に向けて、各スピーカーの音圧レベルを補正。
取得したデータをもとに、各スピーカーの全帯域に渡る音圧レベルの補正と、本格的な音質調整に向けた粗調整を行います。最終的な前方定位を考慮して、フロントスピーカーの音圧レベルをリアよりも高めに設定します。

12) リアスピーカーをパラメトリックイコライザーにより調整
13) フロント/リアスピーカーの音圧レベルを調整
14) フロントおよびリアスピーカー全体での音圧レベルと音響特性を測定
15) サブウーファーの音圧レベルを調整
16) サブウーファーの正相/逆相を選択

>>総合内部処理:49ステップ>>


スピーカー音響特性調整中画面
▲スピーカー音響特性調整中画面



【PHASE V】
専用イコライザーにより、音響特性を精緻に補正。
そのクルマのオーディオシステムが秘める、真の能力を引き出す準備が整いました。この最終段階において、専用13バンドイコライザーによる音響特性の精細な調整を施し、さらに綿密な確認を行います。

17) スピーカー全体での音響特性を測定
18) フロント/リアスピーカーの音響特性を調整
19) スピーカー全体での音響特性を測定(2回目)
20) 専用イコライザーの設定を微調整
21) スピーカー全体での音響特性を測定(3回目)
22) スピーカー全体での音圧レベルを調整

>>総合内部処理:39ステップ>>


車室内音響特性調整中画面
▲車室内音響特性調整中画面



【FINAL】
そのクルマは、知り得なかった音を響かせる。
「オートタイムアライメント&オートイコライザー」を経験したクルマは、新しく生まれ変わっています。それまでの、狭く閉ざされた空間の印象はもうありません。フロントスクリーンをはるかに超えて眼前に広がるステレオイメージは、原音の美しい響きに彩られています。圧倒的なリアリティーとともに、あなたは音楽の真の姿を目撃するでしょう。


設定終了画面
▲設定終了画面

オートタイムアライメント&オートイコライザーによる調整例(調整後は、微妙なニュアンスまで再生されます)
▲オートタイムアライメント&オートイコライザーによる調整例
  (調整後は、微妙なニュアンスまで再生されます)

※オートタイムアライメント&オートイコライザーは、フロント+サブウーファー等のスタンダードモード時にご使用いただけます。ネットワークモード時は、HIGH R/HIGH L/MID R/MID L/LOW R/LOW Lの独自のタイムアライメントをマニュアル調整できます。
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