報道資料：Class D「ダイレクト エナジー HDアンプ」搭載AVアンプ2機種を発売

【SC-LX86】	【SC-LX76】

【企画意図】

　パイオニアは、9チャンネル同時ハイパワー出力を実現した「ダイレクト エナジー HDアンプ」を搭載し、4K映像^※1信号のパススルー伝送や、Android端末からのフルHD信号と多チャンネル音声伝送が可能なMHL端子^※2を搭載したAVアンプ「SC-LX86」「SC-LX76」を発売します。
近年、デジタル放送やブルーレイディスク（BD）ソフト、PC/Macなどに保存したファイルなど、さまざまな形式の映像・音楽コンテンツを楽しむお客様が増えています。また、FLACやWAVに代表されるハイレゾリューション音源^※4を本格的に楽しみたいというニーズも高まっています。
両機は、ご好評いただいている「ダイレクト エナジー HDアンプ」のパターンレイアウトやパーツなどを見直し、細部に至るまで最適化することで、高音質・高効率を実現しました。音質面では、「Hi-bit 32 Audio Processing」で拡張処理を行うことで、より自然なサウンド再生を可能にしています。また、AirPlay^※5をはじめ、最新ネットワーク機能に対応するとともに、ネットワーク上にあるハイレゾリューション音源などのさまざまな音楽ファイルの再生やアプリケーションによる快適操作・設定を実現しています。
高音質ファイルであるDSD^※3音源のUSBメモリーによる再生に加え、「SC-LX86」は、192kHz/32bitまでの音楽ファイルに対応した「USB DAC機能」^※6を搭載するなど、オーディオファンの方への新たな提案を行っています。

【主な特長】

1 )　パターンレイアウトやパーツを見直したClass D「ダイレクト エナジー HDアンプ」と、徹底的にノイズを抑えたクリアな信号伝達を図った設計により、高出力・高音質・高効率を実現

Class A/Bアナログアンプでは実現できないマルチチャンネル同時駆動でのハイパワー出力(SC-LX86：9ch-810W、SC-LX76：9ch-770W)の実現により、迫力のサラウンドを楽しむことができます。また、高出力、高効率駆動を可能にするパワー素子「Direct Power FET」の採用により、ノイズを抑えたクリアな信号伝達や省電力化を実現しています。

• すべての回路のグランド（基準）を1点アースとして安定動作させる「アドバンスド クリーングランド思想」による設計を追求し、接続機器からのノイズを徹底的に低減することで、映像や音声の入力信号に対し忠実に出力。
• デジタル回路、アナログ回路、パワー部の電源をそれぞれの特性に合わせて独立させ、ノイズの発生を抑えたクリアな信号伝達を実現する「アドバンスドインディペンデント・パワーサプライ設計」を採用。
• プリアンプ部、パワーアンプ部、電源部を鋼板で分離して、各ブロック間の干渉を抑制する「3次元フレーム構造」の採用により、繊細な音のニュアンスを正確に表現。
• アナログ電源部に搭載された大容量トランスが発生する磁束ノイズを大幅に低減する、新開発「磁束密度改善電源トランス」を採用。（SC-LX86）
• スピーカーのインピーダンスに幅広く対応（4Ω～16Ω）し、特別な設定や切り替えをすることなく、さまざまなスピーカーとの接続が可能。

2 )　高音質再生を実現するさまざまな機能を搭載

• 音声信号を32bitまで拡張処理する「Hi-bit 32 Audio Processing」により、FLACやWAVなどのPCファイルやCD、BDなど^※7の音質を向上。全帯域にわたる情報量が増加することで、微細なニュアンスを再現し、自然で奥行感のあるサウンドを楽しむことができます。
• BD、DVDディスクやデジタル放送波などのマルチチャンネルコンテンツに含まれるLFE成分のズレや位相の反転をリアルタイムに分析し、自動で補正する「オートフェイズコントロールプラス」を搭載。これによりキレのある低域の再生と、相乗効果によるクリアな中高域再生を実現しています。
• スピーカーのネットワークフィルターで発生する周波数ごとの時間的なズレ（群遅延）を測定・補正することで、全帯域の位相を揃える機能「フルバンドフェイズコントロール」を搭載し、明確な音像定位と優れた音場の広がりを実現。すべてのスピーカーの位相特性をフロントスピーカーの特性に合わせるフロントアライン動作も可能です。　　
• プロスタジオにおけるモニタリング手法を検証し、その手法をDSPで自動再現する、音場補正技術「Advanced MCACC」を搭載。プロフェッショナルレベルの高精度調整により、マスターサウンドのクオリティを家庭で忠実に再現します。

3 )　世界トップクラスの録音スタジオである「Air Studios」との音質チューニング

録音スタジオとして世界に名高い「Air Studios」のサウンドクリエイタ－との音質チューニングにより、優れた質感の中高域と迫力ある低域再生を実現しました。

4 )　高画質再生を実現するさまざまな機能を搭載

• 次世代映像フォーマットとして注目される、高精細な4K映像^※1信号をディスプレイにそのまま伝送できる「4K PASS Through」機能。
• 別の部屋でもフルHD画質やマルチチャンネルのシアター環境を実現できる「HDMIゾーン4出力」端子を装備。
• 接続するディスプレイの特性やディスプレイとの視聴距離に合わせ、色調やコントラスト、ディテール感などを自動調整する「アドバンスド ビデオアジャスト」機能。
• ネットワーク経由のストリーミングコンテンツなど、転送レートの低い動画を再生する際に発生する色ムラ、ブロックノイズ、歪みを低減する「ストリームスムーサー」機能^※8。
• 市販のDVDのほか、録画したディスクも1080/24p出力することで、フィルムの質感を忠実に再現する「P.C.24p (Precise Conversion for 24p)」機能。
• ハイビジョン映像のノイズにも対応した「トリプルHDノイズリダクション」機能。

5 )　最新のサラウンドフォーマットに対応するとともに、音響解析により理想的なサラウンドを実現する「オプティマム サラウンド」を搭載

• ルーカスフィルム社が開発、提唱する音響プログラム「THX Ultra2 Plus」(SC-LX86)、「THX Select2 Plus」(SC-LX76)に準拠しており、最新映画館の音場を家庭で再現。
• 2ch、5.1ch、7.1ch収録のソースをスピーカーシステムに合わせて9.1chに拡張して再生することができる、DTS社の最新マトリクスサラウンド技術「DTS Neo:X」を搭載。
• 「オプティマム サラウンド」モードにより、コンテンツの音声をリアルタイムに解析し、シアターの3大要素である「ダイアログ（台詞・ボーカル）」「重低音」「サラウンド感」の最適なバランスを自動調整。

6 )　Apple社の「AirPlay」と「Made for iPod/iPhone/iPad」に対応

• AirPlayに対応し、ネットワーク経由でiPod touch/iPhone/iPad^※9やMac/PC内のiTunesライブラリー^※10の音楽コンテンツを楽しめます。楽曲データに付随するデータも送信し、アルバムアート表示も可能です。
• iPod/iPod touch/iPhone/iPadの音声信号をデジタル伝送できるUSB接続に対応しており、付属の専用ケーブルで接続することで高音質再生が可能です。また、コンポジット端子に接続しての動画や静止画再生にも対応^※9しています。iPadの充電にも対応しています。

7 )　MHL(モバイル・ハイディフィニション・リンク)端子^※2を装備し、Android端末との接続に対応

MHL端子をパネル前面に装備し、付属のケーブルで接続したAndroid端末内のフルHDコンテンツ(フルHD映像、7.1ch マルチチャンネル音声)を、本機と接続したディスプレイで楽しむことができます。付属のリモコンでの再生/停止などの基本操作が可能です。接続している端末の充電にも対応しています。

8 )　ハイレゾリューション音源^※4への対応を強化し、充実したネットワーク機能と多様な機器との接続に対応

• 192kHz/32bitまでのファイル再生が可能な「USB　DAC」機能を搭載。市販のUSBケーブルを使ったPCとのダイレクト接続^※6が可能なので、PC内のハイレゾリューション音源を手軽に楽しむことができます。また、PC側のクロックと同期せず、本機側の高精度クロックでデジタル音声信号の伝送を制御する「アシンクロナス（非同期）転送」の採用により、ジッターを原理的に排除したクリアな再生を可能にしています。（SC-LX86）
• USBメモリーによるDSD^※3音源の再生を実現。また、ネットワークやフロントUSB端子を介して、WAV/FLACの192kHz/24bit高音質フォーマットなどハイレゾリューション音源ファイルの再生が可能です。
• DLNA1.5に準拠し、Windows®7認証を取得。有線・無線LAN^※11経由で、ホームネットワーク上のPCやスマートフォン内にあるさまざまな音楽ファイルを楽しめます。
• インターネットラジオのポータルサイト「vTuner」を使って、世界中の放送局にアクセスし、さまざまな音源を楽しむことができます。また、63局までお気に入り登録が可能です。
• HDMI端子8in/3outを搭載し、さまざまな機器と接続できます。

9 )　オリジナルアプリケーションにより快適操作を実現

• iOS端末（iPod touch/iPhone/iPad）に、専用アプリケーション「iControlAV2012」^※12をApp Storeからダウンロード（無料）すれば、ネットワーク接続^※13した本機および対応BDプレーヤー^※8の基本機能を、iOS端末から操作できます。また、端末ごとに違う表示面積を考慮し、iPod touch/iPhoneでは画面を4分割して機能操作メニューを表示、iPadでは大画面を活かして機能操作一覧メニューを表示できます。また、新機能「Sound Explorer」では、本機に搭載している多彩な音質・音場調整機能の設定を直感的に行うことができます。
• 所有機器との接続やAVアンプの設定、操作を分かりやすくPC^※14上でサポートする「AVナビゲーター2012」を搭載。配線接続ガイドや取扱説明書との連動機能に加え、再生や入力切替、機能設定などの操作を動画でガイドする「操作ガイド」機能を追加。また、ネットワーク接続したPC画面上の取扱説明書の機能を選択すると、ネットワークに接続した本機の該当機能が連動して立ち上がります。
• AVアンプの設定や操作を分かりやすくサポートする「AVNavigator for iPad」をApp Storeからダウンロード（無料）し、配線接続のガイドや取扱説明書をiPad上で利用することができます。
• iOS端末に、専用アプリケーション「Air Jam」をApp Storeからダウンロード（無料）すれば、別売のBluetooth®アダプター「AS-BT200」を介したBluetooth®伝送^※15で、複数のiOS端末からお互いの楽曲を聴くことができます^※16。また、共有した楽曲などの履歴をもとに、iOS端末でiTunes Storeから曲を購入したり、YouTube動画を見ることもできます^※11。
• 「iControlAV2012」および「Air Jam」はAndroid OS端末版^※17も用意しています。Google Playよりダウンロード（無料）して、利用することができます。

10 )　当社の対応BDプレーヤー^※8との連動機能を搭載

本機と当社の対応BDプレーヤーをHDMI®接続すると、プレーヤーから伝送される圧縮音源を高音質化する「オートサウンドレトリバー」機能と、圧縮された動画ファイルのノイズを軽減する「ストリームスムーサー」機能が自動的に働きます。また、PQLS機能を搭載した当社のBDプレーヤーと接続すると、ジッターレス伝送によるクリアな音を再生します。

11 )　環境に配慮した仕様

• 電源オフ時（スタンバイ時）に、本機の電源を入れなくても接続しているHDMI®機器の入力を切り替えることができる「HDMI®スタンバイスイッチング」機能を搭載。
• 自動で電源が切れるまでの時間が選べる「オートパワーオフ」機能搭載。
• 待機時消費電力0.1Wを実現。（HDMI®によるコントロール：OFF時）

12 )　その他の特長

• フロント＋センタースピーカーのバイアンプ接続に対応するなど、10パターンに及ぶ豊富なスピーカーコンフィギュレーションにより、ユーザーのニーズに合わせた多彩なスピーカー設置が可能。
• 「ドルビーTrueHD」「DTS-HDマスターオーディオ」に対応した高性能デコーダーを搭載。
• 3D映像伝送^※18やオーディオリターンチャンネル(ARC)に対応し、最新のHDMI®規格対応の端子を搭載。
• 本体FL表示を見なくてもTV画面で操作状況を確認できる「シンプルオーバ－レイ」機能搭載。
• 好みに応じた音質モード（SLOW、SHARP、SHORT）の選択が可能な「デジタルフィルター」機能を搭載。
• TV放送の圧縮音源を高音質化する「オートサウンドレトリバー for TV(ARC)」機能搭載。
• 実際にスピーカーが設置できないチャンネル分の音場を補完する「バーチャルスピーカーズ」機能を搭載。（新「バーチャルワイド」と、従来からの「バーチャルハイト」、「バーチャルサラウンドバック」が設定可能）
• 3Dコンテンツに合わせて音の奥行き感を再現する「バーチャルデプス」機能を搭載。
• ゾーン2 サブルーム専用のサブウーファー出力端子を搭載。
• プリアンプモード（3モード：「All OFF」「Front OFF」「Front&Center OFF」）を搭載。
• Bluetooth®アダプター対応：オプション「AS-BT200」
• 無線LANコンバーター対応：オプション「AS-WL300」
• RFリモートコントローラー対応：オプション「CU-RF100」^※19

【主な仕様】