報道資料:ディスクに記録された映像と音声をより忠実に再現するブルーレイディスクプレーヤー 2機種 新発売

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Pioneer
2008年 8月 27日
パイオニア株式会社

ディスクに記録された映像と音声をより忠実に再現する
ブルーレイディスクプレーヤー 2機種 新発売

  • 適応型ビット拡張プロセッシングによる滑らかな階調表現を実現。こだわりの設計により、ディスクの情報を引き出すことを徹底的に追求したフラグシッププレーヤー「BDP-LX91」
  • 上位モデルの思想・技術を継承し、高いパフォーマンスを実現した「BDP-LX71」
BDP-LX91

BDP-LX91

BDP-LX71

BDP-LX71

商品名 型番 希望小売価格(税込) 発売時期
ブルーレイディスクプレーヤー BDP-LX91 430,000円
(税抜価格409,524円)
12月中旬
BDP-LX71 118,000円
(税抜価格112,381円)
11月中旬

【企画意図】

 昨今のプラズマテレビ、液晶テレビに代表される薄型ハイビジョンTVの普及に伴い、放送のみならずパッケージメディアにおいてもハイビジョン映像に対する関心が急速に高まってきております。
特に、ブルーレイディスクは一昨年11月に最初のタイトルが発売されて以来、現在まで約600タイトルが発売/発表されており、さらにブルーレイディスクのレンタル開始はユーザーの関心の高さを顕著に示す事例であると共に、ハイビジョン環境普及へのより一層の足掛かりになると思われます。
パイオニアはこの様なブルーレイディスクの急速な関心の高まりにお応えし、ブルーレイディスクプレーヤー「BDP-LX91」、「BDP-LX71」を発売いたします。
これら2機種はディスクに記録された映像/音声の忠実な再生を追求し、ビット拡張プロセッシングによる映像処理やHDMI端子からの音声/映像のセパレート出力※1といった新テクノロジーによりさらなる高画質と高音質を実現いたしました。
また、音楽CD再生時には当社対応AVアンプとHDMIケーブルで接続することにより、ジッターを排除した信号伝送を実現し、従来以上の高品位伝送を実現しております。
さらに「BDP-LX91」はBD-LIVE (BDライブ) ※2、「BDP-LX71」はBONUSVIEW (ボーナスビュー)といった、最新の機能にも対応しております。
今後も、当社はブルーレイディスクプレーヤーをはじめとして、フラットテレビ、AVアンプ、スピーカーと共に、新たな領域の高画質、高音質をご提供してまいります。

【主な特長】

1 ) 新世代ビデオエンジンがもたらす高画質映像の実現

 従来機からプラットフォームおよびビデオ処理エンジンを刷新いたしました。
ピュアシネマ機能、動き適応型高精度IP変換、ノイズリダクション機能等、多彩な高画質機能を搭載することによりDVD等の標準画質の映像のみならず、ブルーレイディスク等に記録されたハイビジョン映像もより忠実に再生いたします。

  1. 適応型ビット拡張プロセッシングによる滑らかな映像処理  (「BDP-LX91」)
    ブルーレイディスクやDVDでは映像信号は8ビット(256階調)で記録されています。「BDP-LX91」ではそれらの映像信号を独自のアルゴリズムにより、輝度信号8ビット精度(256階調)のデータを16ビット精度(65536階調)のデータに拡張し、高精度な信号処理を行っております。色差信号に対しても同様の処理を行うことで、かつて得られなかった階調表現を実現しました。
  2. ピュアシネマ機能、動き適応型高精度IP変換機能
    映画等の24コマで収録されたブルーレイディスクやDVDを1080/60p対応ディスプレイで表示する場合、プレーヤー内部での変換が必要となります。本機に搭載のピュアシネマ機能はディスクに記録されたフレーム情報を元に映画の質感を損なわないスムーズな変換処理を可能にします。
    また、ビデオ素材を元に収録されたハイビジョン映像(1080/60i)を1080/60p対応ディスプレイで表示する場合、本機に搭載の動き適応型高精度IP変換機能は、映像の動きにあわせた適応処理をおこなうことにより、ちらつきを抑えた高精細な映像を実現いたします。
  3. トリプルHD ノイズリダクションシステム※3
    本機ではハイビジョン映像に対応した3つのノイズリダクションを搭載しています。素材に含まれるザラザラしたランダムノイズや映像圧縮技術であるMPEG特有のブロックノイズ、モスキートノイズなどを効果的に低減します。DVDなど、従来のSDコンテンツや録画したコンテンツにも効果があります。
    • コンポーネントフレームデジタルノイズリダクション
      空のような広い面積を表すようなシーンに見られるザラザラしたノイズを効果的に低減します。
    • 適応型ブロックノイズリダクション※4
      平坦部等に見られるブロックノイズを低減します。
    • 適応型モスキートノイズリダクション
      輪郭部等に見られるモスキートノイズを効果的に低減します。
  4. ディープカラー出力に対応 : 「BDP-LX91」48ビット※5、「BDP-LX71」36ビット 
    「BDP-LX91」ではディープカラー最高のスペックである48ビット出力を初めて※6可能としました。ディスクから得られた高精度、高忠実度映像信号をハイスピードタイプのHDMIケーブルを用いてディープカラー対応ディスプレイへ伝送することにより、階調表現に優れた滑らかな映像表現をお楽しみ頂けます。また、「BDP-LX71」は36ビット出力に対応しており、従来機以上の階調表現を実現しています。
  5. 業界初 アドバンスド1080/24p出力※7機能搭載
    当社は業界に先駆けてフィルムの質感を最大限に引き出す1080/24p出力機能に対応しました。「BDP-LX91」では、1080/24p出力機能をさらに進化させ、ブルーレイディスクプレーヤーとして初めて※6市販DVDや録画したハイビジョン映画コンテンツも1080/24p出力することを可能にしました。これらの機能により、あらゆるメディアに収録された映画コンテンツをマスタークォリティで再生いたします。また、「BDP-LX71」でも従来機同様にブルーレイディスクでの1080/24p出力が可能です。
  6. xvYCC/“x.v.Color” (エックスブイ・カラー)に対応
    (「BDP-LX91」)動画色空間の国際規格であるxvYccに準拠した“x.v.Color”(エックスブイ・カラー)に対応。この規格に対応したディスプレイと組み合わせることで、映像の広色域化を実現し、より自然な色を再現します。※8

2 ) 新世代オーディオエンジンがもたらす高音質オーディオ出力の実現

 ブルーレイディスクをはじめとするホームシアターの楽しみはハイビジョン映像のみならず、高品質マルチチャンネル音声も挙げられます。本機は以下のような特徴を持つ新たなオーディオエンジンを搭載することにより、その高品質音声の魅力を最大限に引き出します。

  1. ロスレスサラウンドフォーマットに対応
    本機はブルーレイディスクフォーマットで定められた高品質マルチチャンネルオーディオフォーマットである、ドルビー TrueHDやDTS-HD マスターオーディオといったロスレスサラウンドのビットストリーム伝送に対応しており、これらのオーディオ信号に対応するAVアンプ等とHDMIケーブルで接続することにより、CD以上の音質でマルチチャンネル音声をお楽しみいただくことが可能です。
    これらの音声はLPCM信号に復元し、HDMI端子から出力可能です。また、アナログ信号に変換し7.1chマルチチャンネル端子からも出力可能です。※9
  2. 業界初※6 HDMI端子2系統による音声と映像のセパレート出力 (「BDP-LX91」)
    「BDP-LX91」ではHDMI出力端子を2系統装備。通常使用では両端子から映像/音声の出力が可能ですが、ピュアオーディオモードに設定することにより、一方を映像用、もう一方を音声用として使用可能です。これにより、ドルビー TrueHDやDTS-HD マスターオーディオといった新世代音声信号をより純度の高い状態で伝送可能です。
  3. 業界初※10 HDMI接続によるデジタル音声のジッターフリー伝送を実現
    デジタル伝送で音質劣化の主要因となるジッターを最小化する技術PQLS(Precision Quartz Lock System)を業界で初めて※10HDMI接続で実現しました。今後、発売を予定している当社対応AVアンプと接続することにより、CD本来の音質を損なうことなく高純度な伝送を実現します。
  4. 8ch全てに採用したWolfson社製高音質DAC
    上記高音質フォーマットの特長を最大限に引き出すため、近年、高音質DACとして定評の高いWolfson社製DAコンバーター「WM8740」を8ch全てに採用。アナログ接続時にも、各チャンネルの音質を揃えて、バランスが良く高音質なマルチチャンネル再生を実現しております。
    特に「BDP-LX91」では8ch全てにおいてデュアルモード(差動動作)出力で使用することにより、静けさとダイナミックさを併せ持つ表現力豊かな音を奏でます。
  5. 音声用クロック波形の品質を改善するジッターリダクション回路搭載
    デジタル映像/音声信号は全てクロック信号を基準として動作しており、この基準信号の精度が音質に多大な影響を与えます。当社はクロック信号そのものの波形に着目。音声用クロック信号の波形を整形することにより揺らぎを最小化、デジタル音声データ復調時の信号歪を根本的に改善いたしました。これにより、デジタル音声出力(同軸/光/HDMI)、アナログ音声出力※11共にクリアーで澄んだ音質を実現いたしました。

3 ) BONUSVIEW (「BDP-LX71」)、BD-LIVE (「BDP-LX91」)に対応※2

 ブルーレイディスクはDVDに比べ、インタラクティブ(対話型)機能が充実しており、様々な仕様が規定されております。その中で、「BDP-LX71」はBONUSVIEW(ボーナスビュー)に対応しており、映画出演者のインタビューといった特典映像等の子画面表示を可能としました。また、「BDP-LX91」はBD-LIVE(BDライブ)に対応しており、ディスクに収録されなかった特典映像や字幕情報などが、インターネットを通じて表示可能です。※12

4 ) 高画質/高音質を支えるこだわりの設計

  1. 新開発オリジナルドライブメカ搭載  (「BDP-LX91」)
    本機の開発にあたりドライブメカを一新。スムーズな動作と高剛性化を両立したローディングメカニズムを搭載すると共に防塵性にも配慮し、フラグシップモデルにふさわしいメカニズムを実現いたしました。
  2. 不要な振動を抑制する「アドバンスドダブルレイヤードシャーシ」「ダブルレイヤードトップパネル」   (「BDP-LX91」)
    当社が従来から採用してきたトリプルレイヤードシャーシ/ダブルレイヤードシャーシを根本から見直し、スタビライジング・プレートを従来以上に厚くすることで剛性を高めたアドバンスドダブルレイヤードシャーシを新規に開発。さらにトップパネルもダブルレイヤード化することにより、徹底的に剛性を高めた筐体を実現いたしました。
  3. 相互干渉を排除するチャンバー構造  (「BDP-LX91」)
    筐体内を回路ブロック毎に分けたチャンバー構造を採用。これにより電気的相互干渉を排除。また、それに相まって剛性の高い筐体を実現いたしました。
  4. 出力端子にまで貫くこだわり
    ピンジャック出力端子は全て金メッキ化とし、映像信号/音声信号双方の高品質伝送とを実現しています。また、「BDP-LX91」では全てのピンジャック端子を削りだし仕様とすることにより、より強固な接続も可能としています。

5 ) その他の特長

  • きめ細かな調整を可能とする多彩な画質調整項目 (「BDP-LX91」15項目、「BDP-LX71」13項目) を装備。また、お手持ちのTV/ディスプレイに適した画質で再生する「ビデオアジャストモード」を搭載。
  • AVCHDディスク再生可能。
  • AVCRECディスク再生可能。 (「BDP-LX91」)
  • 映像の再生中でもI/P変換及び出力解像度の変更を行える「解像度切換」ボタンを装備。
  • 視聴している映像/音声のコーデック名及びビットレートをそれぞれ独立に表示可能。
  • メニューに入ることなく容易に画質調整可能な「画質調整」ボタンを装備。
  • 当社フラットテレビ “KURO”のリモコンで一元操作を可能にするKURO LINK機能搭載。
  • 待機時消費電力0.5W以下を実現し、環境に配慮した省エネ設計。
※1 「BDP-LX91」のみ。
※2 「BDP-LX91」のBD-LIVE機能は後日、ファームウェアのアップデートにて対応いたします。
※3 「BDP-LX71」では1080/24p出力時にトリプルHDノイズリダクションの効果がありません。
※4 「BDP-LX91」ではブルーレイディスクの24p素材再生時に適応型ブロックノイズリダクションの効果がありません。
※5 1080/60p出力時は48ビット出力できません。また、48ビット出力をする場合には48ビット入力に対応したTV/ディスプレイ機器とHDMIケーブルで接続する必要があります。
※6 2008年8月27日現在。ブルーレイディスクプレーヤーとして。(パイオニア調べ)
※7 1080/24p入力機能を搭載するTV/ディスプレイ機器とHDMIケーブルで接続する必要があります。「BDP-LX71」ではブルーレイディスクの1080/24p出力を行う場合は1080/24pで記録されたディスクが必要です。
※8 “x.v.Color”対応のAVCHD機器で記録したディスクを再生する場合に有効です。
※9 DTS-HDマスターオーディオのデコード (LPCMへの復元)機能は後日、ファームウェアのアップデートにて対応予定です。
※10 2008年4月現在。(パイオニア調べ)
※11 アナログ音声出力への適用は「BDP-LX71」のみとなります。
※12 BONUSVIEW、BD-LIVE機能を利用するには、それぞれに対応しているディスクが必要です。また、本文の説明はあくまで想定される例であり、実際に利用できる機能・内容はディスクに依存します。
* ドルビーはドルビーラボラトリーズの商標です。
* “DTS”はDTS社の登録商標です。
* HDMIおよびHigh-Definition Multimedia Interface はHDMI Licensing LLC の商標または登録商標です。
* x.v.Colorの名称はソニー株式会社の商標です。
* “AVCREC”、 “BONUSVIEW”、“BD-LIVE” はBlu-ray Disc Associationの商標です。
* AVCHDは松下電器産業株式会社とソニー株式会社の商標です。
* DivX® Certified製品。標準のDivX®メディアファイル再生機能が付いたDivX®ビデオを再生。(DivX® 6も含むすべてのバージョンに対応)
* 商品の仕様は改善等のため予告なく変更する場合があります。

【主な仕様】 *はBDP-LX91のみ

  BDP-LX91 BDP-LX71
■再生可能メディア・ファイル BD-ROM(BDMV)、BD-R/RE(BDMV、BDAV)、BD-R DL/RE DL(BDMV/BDAV)、DVD-Video、DVD-R/RW(ビデオモード、VRモード)、DVD-R DL(ビデオモード、VRモード)、DVD+R/+RW(ビデオモード)、DVD+R DL(ビデオモード)、AVCHDディスクAVCRECディスク*、音楽CD、CD-R/RW(音楽CDフォーマット)
■再生可能メディア・ファイル
(PCファイル)
メディア:CD-R/RW、DVD-R/RW、DVD-R DL、DVD+R/+RW 
ファイル:WMA9/MP3/JPEG※13/DivX®
■出力解像度 480/60i、480/60p、720/60p、1080/60i、1080/60p、1080/24p※7
■音声特性 周波数特性 4 Hz ~ 88 kHz (192 KHzサンプリング)
S/N比 115 dB
ダイナミックレンジ 103 dB
全高調波歪み率 0.0015 %
■入出力端子類 HDMI端子 2系統 1系統
コンポーネント映像出力端子 1系統(Y、CB/PB、CR/PR)※14
D1/D2/D3/D4端子 1系統
S2映像出力端子 1系統
映像出力端子 1系統
光デジタル出力端子 1系統
同軸デジタル出力端子 1系統
アナログ2ch音声出力端子 1系統
アナログマルチch音声出力端子 (L/R/SL/SR/SBR/SBL/C/SW)
LAN端子 (100BASE-TX) 1系統
予備端子 1系統
コントロール端子 1系統
■本体色 
■外形寸法(W×H×D) 420 mm ×143 mm x 365 mm 420 mm x 124 mm x 360 mm
■質量 13.9 Kg 5.7 Kg
■消費電力 52 W 37 W
■待機時消費電力 0.3 W 0.5 W
※13:BDP-LX71のJPEG再生機能は後日ファームウェアのアップデートにて対応いたします。
※14:BDP-LX91はBNC端子。(BNC-ピン変換プラグ付属)

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