研究開発

パイオニアの研究開発

当社は、主にカーエレクトロニクス事業の将来を見据えた研究開発を行っています。強みである光学、音響、信号処理、情報処理技術などを活かし、車載機能の高度化、システム化技術に加え、車内外のセンシング技術、IoT(Internet of Things)とAI(人工知能)を活用した情報ネットワークサービスおよび地図データの高度化技術、さらにはドライバーの行動予測や生体情報モニタリング、HMI(ヒューマン・マシン・インターフェース)の技術を発展させ、安心・安全、快適なカーライフを提供するとともに、自動運転時代に向けた技術競争力を強化することで、事業の成長と拡大を図っていきます。

また、医療・健康機器関連や有機EL照明など、新規事業の育成に向けた研究開発にも積極的に取り組んでいます。当社の強みを新しい分野に展開するとともに、大学や公的研究機関、他企業との共同研究やアライアンスを推進し、研究開発を加速することで、新価値創造の早期実現を目指します。

注力する研究分野

現在当社が注力する分野を紹介します。

最新・過去の研究成果はこちら

カーエレクトロニクス

当社はこれまで培ってきた光技術、ナビゲーション技術、地図資産等を結集し、本格的な自動運転時代を見据えた研究開発を進めています。具体的には走行空間センサー3D-LiDAR、自動運転用地図データエコシステム、高精度自車位置推定技術を始めとする安全な自動走行に欠かせない技術に加えて、ドライバーモニタリング・行動予測技術等を通じて、急速に進化する車を誰でも安心・快適に利用できる車内環境の実現を目指しています。今後、自動運転・IoT・AI等の技術革新にともない大きな可能性を秘める車社会に対して引き続き研究開発を強化し、新たな価値の開拓を進めていきます。

カーエレクトロニクスイメージ

医療・健康

当社のコアコンピタンスである光・音・映像技術を活かし、人体を傷つけることなく生体情報を取得できる生体センシング技術を中心とした研究開発に取り組んでいます。これまで、光技術の応用としてレーザ光による皮膚血流の計測技術を開発し、医療用・研究用として小型レーザ血流計の製品化へとつなげています。また音技術の応用である生体音の収集技術は当社ブランドの電子聴診器の実現へ、更には取得した生体音の音響解析技術の研究などにも取り組んでいます。これらの研究開発は、医療現場・医科系大学・医療機器メーカー等とのアライアンスによって進められており、また日本医療研究開発機構(AMED)からの委託を受けた研究開発にも取り組んでいます。

医療・健康イメージ

高機能センシング

当社では新たなセンシング技術の研究開発に取り組んでいます。未開拓の電磁波領域とされるテラヘルツ波を用いた各種応用研究をはじめ、物体のスペクトル情報を画像化する分光イメージング、新しい方式の3D-LiDAR等の研究開発を積極的に推進しています。これらのセンシング技術は、センシングデバイスやシステムの開発だけでなく、センサーから得られる情報の解析等により対象物を認識・判別が可能な実用的で高付加価値を提供する総合的な技術であり、当社では「高機能センシング」と位置づけています。今後、これら研究成果の応用展開を図り、様々な社会課題解決への貢献を目指していきます。

高機能センシングイメージ

音・オーディオ

当社創業の礎である音響技術については、長年培った豊富な技術資産と、当社技術者の高い専門性を強みとして、今後の音に関わる新たなニーズに応え、業界競争力の基盤となる研究開発に取り組んでいます。そこでは音楽を豊かに伝えるオーディオ技術への継続的な取り組みに加えて、人々の健康や社会環境の安全・安心を守る新たな音響解析技術を創出し、カーエレクトロニクスを始めとした当社のあらゆる事業を通じて、世の中の課題解決に貢献して参ります。車を取りまく車内外の音には人々の暮らしや社会に関わる様々な情報が秘められており、当社はAI関連技術など最新技術の積極的活用を図ることで音の情報化を進め、そこから導かれる価値あるソリューションを提案していきます。

音・オーディオイメージ

有機EL照明

有機EL照明は、LEDの点光源でまぶしい発光に対して、『面均一の良質な発光』といった特長を有しています。近年、自動車の付加価値向上として、テールランプやターンシグナルのデザイン性が注目されています。有機ELを極薄の樹脂フィルム上に形成することにより、有機EL照明の特長に『薄型』、『フレキシブル』、『自由形状』、『透過型』がさらに加わり、従来に無い、高いデザイン性を実現することが可能となります。当社では、1988年に有機ELの研究開発を開始、世界初の有機EL製品化を実現し、さらに『フレキシブル化』の開発にも取り組んできました。これまでに培った技術を活かし、自動車用フレキシブル有機EL照明の実用化に貢献していきます。

有機EL照明イメージ

共同研究やアライアンス等

国家プロジェクトや共同研究、アライアンス等の一部を紹介します。

国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)

未来医療を実現する先端医療機器・システムの研究開発/安全性と医療効率の向上を両立するスマート治療室の開発

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国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)

術中の迅速な呼吸異常評価のための連続呼吸音モニタリングシステムの研究開発

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国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)

半導体を基軸としたテラヘルツ光科学と応用展開(ACCEL)

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独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所

高松塚古墳壁画の保存状態調査

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独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所

黒漆厨子(愛知県美術館)の内部構造計測

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独立行政法人情報通信研究機構(NICT)

フラアンジェリコ作「受胎告知」(サンマルコ美術館)の計測・調査

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ブリヂストンスポーツ株式会社

ゴルフボール開発に音響技術で協力

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