■コマンド・スタック・データの編集(Command Stack Editor)

 プレーヤー内のコマンド・スタック・データをPC側にアップロードして保存したり、 DataManEx上で編集・ダウンロードすることが出来ます。
 また、USBメモリを介してPC - プレーヤー間でデータを移動することもできます。


[ 基本手順 ]
(1) DVD-V8000と接続後、 メイン・ダイアログの"Command Stack"ボタン(Fig.2-C)をクリックし、 コマンド・スタック・エディタ(fig.5)を表示します。


        fig.5 コマンド・スタック・エディタ


(2) 必要な場合、プレーヤー内のコマンド・スタック・データをPC側に アップロードするか、もしくは ファイルを開きます。
コマンド・スタック・データは、fig.5-@のツリー・コントロールに表示されます。

(3) 必要な場合、コマンド・スタック・データを 編集します。

(4) コマンド・スタック・データを プレーヤーにダウンロード、もしくは ファイルに保存します。


[ データの編集 ]
 コマンドの挿入・消去等、DVD-V8000本体と同様の編集が行えます。

@ ツリー・コントロール(fig.5):
 現在開いているコマンド・スタック・データが表示されます。
 任意のコマンドを選択してエンター・キーを押すかダブルクリックすると、
ダイアログ・ボックス左側の編集用コントロール(fig.5-A,B)にコマンドとパラメータがコピーされます。
 またコマンド(もしくはグループ)を右クリックすると、編集用のフローティング・メニューが表示されます。

A コマンド選択用コンボ・ボックス(fig.5):
 挿入するコマンドを選択します。

B パラメーター入力用エディット・ボックス(fig.5):
 選択したコマンドに応じて、必要なパラメーターを入力します。
例えば"WAIT"コマンドの場合は、ウェイトをかける時間を入力します。

C "Insert"ボタン(fig.5):
 編集用コントロール(fig.5-A,B)で選択したコマンドが、 ツリー・コントロール(fig.5-@)の選択位置の直後に挿入されます。
"Period of group"を挿入した場合、自動的に次のグループが作られます。

D "Correct"ボタン(fig.5):
 ツリー・コントロール(fig.5-@)で選択されているコマンドを、
編集用コントロール(fig.5-A,B)で選択したコマンドに修正します。

E "Delete"ボタン(fig.5):
 ツリー・コントロール(fig.5-@)で選択されているコマンドが消去されます。
グループが選択されている場合は、そのグループがまとめて消去されます。

F "Create Group"ボタン(fig.5):
 新しいグループを作ります。


[ データの保存・読み込み ]
G "Initialize"ボタン(fig.5):
 データを初期化して、何もコマンドが入っていない状態にします。

H "Open file"ボタン(fig.5):
 .cmd / .bcd 形式 でファイルに保存したコマンド・スタック・データを読み込むことが出来ます。
 DVD-V8000から直接USBメモリに保存した .cmd 形式 のファイルも読み込むことができます。

I "Save"ボタン(fig.5):
 コマンド・スタック・データを .cmd / .bcd 形式 のファイルとして保存します。
.cmd 形式 で保存したファイルは、USBメモリを介してDVD-V8000にLoadすることもできます (注)

J "Convert to CSV"ボタン(fig.5):
 コマンド・スタック・データをCSV(テキスト)形式に変換して保存します。 保存したCSVファイルはエクセルで御覧になることが出来ます。
 CSV形式で保存したファイルをDVD-V8000やDataManExで読み込むことは出来ません。

K "Update memory data"ボタン(fig.5):
 メモリ・データ・マネージャ からコマンド・スタック・エディタを開いた場合に、 メモリ・データ内のコマンド・スタック・データを更新します。

(注) USBメモリ内の .cmd ファイルをDVD-V8000で読み込む場合、
ファイル名が日本語を含んでいたり、拡張子込みで16文字を越えると正しく表示されません。


[ .cmd / .bcd 形式について ]
 DataManExは、.cmd と .bcd の2つの形式のコマンド・スタック・データに対応しています。
・cmd形式:
 DVD-V8000専用の形式です。DVD-V8000 - USBメモリ間で、直接保存・読み込みが出来ます。
・bcd形式:
 パイオニア製の以前のモデルと互換性のあるファイル形式です。
 DVD-V8000でしかサポートされていないコマンドが入っていると、 この形式で保存することは出来ません。



[ データのアップ・ダウンロード ]
L "Upload"ボタン(fig.5):
 プレーヤーからPCにコマンド・スタック・データをアップロードします。

M "Download"ボタン(fig.5):
 PCからプレーヤーにコマンド・スタック・データをダウンロードします。

N "Connect"ボタン(fig.5):
 プレーヤーと通信を開始します。
 ポート番号と通信速度の組み合わせを総列挙で探しますので、 通信開始までに数十秒〜数分程度かかる場合があります。
 有効な設定がわかっている場合、 メイン・ダイアログからポート番号と通信速度を入力 した方が短時間で接続出来ます。